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戸倉三山縦走

ずっと気になっていた、奥多摩の戸倉三山に行ってきました。同行者1名。
7時45分武蔵五日市駅発のバスに乗車。バス待ち中、隣の都民の森行きバス停は長蛇の列だったのに、今熊登山口へ行くバスは我々2人だけ。梅雨入りして、しかもこの暑いのに地味にきつい8時間コースを歩こうという人は少ないようです。念のため、水分はいつもより多めの1.5リットル背負って行きました。同行者は2リットルくらい持っていたようです。

今熊登山口から今熊神社への舗装道路ですでに汗だく、早く土の道に入りたい!という感じでせっせと歩いて神社へ。今熊神社の遥拝殿はきれいな建物でした。
戸倉三山縦走_c0263829_13390933.jpg




神社の脇から登山道になりますが、奥社に上がる参道なので階段続き、いきなりばてます。奥社のある今熊山は標高505mと低いわりに展望良し。空気が澄んでいればスカイツリーも見えるそうですが、かすんでいて新宿辺りまでしか見えませんでした。冬の晴れた日は良いでしょうね。桜の木がたくさんあったので、春はお花見もできそうです。なお、今熊山は戸倉三山には入っていない番外です。

今熊山から刈寄山に向かいます。1時間ほどで分岐。ここが入山峠?と思いつつ地図と道標を見比べてみて、何か違う…とりあえず刈寄山を指す道標に従って進むと、その先のもう一つの分岐が入山峠でした。急坂を登りきると刈寄山山頂、ここも展望良し、行動食補給で小休止。ここまでは順調、標準コースタイムより速いペースでした。

入山峠まで戻って、市道山方面へ。一度林道に出ますが、すぐに山道に入る階段があります。ここからは市道山へ向かって一本道、かと思いきや、トッキリ場(鳥切り場と書くようです)の手前に分岐があってちょっと混乱。直進すると小ピークを一つ越える形になるようで、トッキリ場を経る道は巻き道でした。どっちの道へ行っても市道山方面へ出ます。結局トッキリ場がどこだったのか分からず…後で調べたら木に標示が付いていたようです。
ここからが大変。小さい瘤をいくつも越えるのですが、その一つ一つが結構急なので消耗します。せっかく登ったのにまた降るの?の繰り返し。奥多摩は標高が低いわりに急な山が多くて侮れないのは理解していたんですけれど。あの坂を登り切ったら市道山なんじゃないか…を何回か繰り返してやっと市道山に到着、お昼ご飯休憩。ここ、ハセツネカップのコースなんですよね。こんなの走るの無理!

市道山から先で標準コースタイムを超えてしまいます。市道山795.1mから臼杵山が842mへと少し登るはずなのですが、歩き始めが急下り。その後、当然のことながら登りが来て、また瘤をいくつも越えるパターン。ここまでで既に足に疲れが出ていたのと、梅雨時なのに道がカラカラに乾燥していて砂利が滑るので気を遣ったので遅くなりました。時間的にはもうすぐ着くはずなんだけどー!と思いつつ途中でアミノバイタル補給して、三山の最後、臼杵山に到着。山と高原地図のコースタイムより20分くらい超過。
山頂から少し行った所に臼杵神社の祠があります。ここの古い石像が「猫と言われているけれども犬っぽい」というので有名なんですが、猫や犬というより狐っぽい。新しく安置されているのも稲荷の狐像だし、狐なんではなかろうか?耳に丸みがあるので猫と言われるようになったのかもしれません。独特な形ではあります。

臼杵山から、荷田子へ下りて瀬音の湯へ…と計画していたのですが、足がもうかなり疲れていたので、少し短いはずの元郷へ下りることにしました。ところが、これがまた地図に書いてある50分ではとても足りず、20分超過。
このコースは山と高原地図では7時間20分ですが、きっかり8時間かかりました。

全体的に植林帯が多いのですが、時々両側が藪でススキのような葉っぱと蜘蛛の巣をかき分けながら進む所はいかにも奥多摩の山道。ちょっと痩せた尾根があったり、巻き道は細くて斜めっていたりと緊張感もあります。今回は乾燥しすぎているくらいでしたが、ぬかるんでいる時の巻き道は気を付けた方がよさそうです。
この山域は分岐が多く、地図にない作業道も多いので道迷い遭難が多発していたようですが、新しい道標がたくさんありましたし、作業道や廃道らしき道にはロープが張ってあって立ち入り禁止標示が付けられているので、ちゃんと地図と標示を見ていれば問題ないと思います。ただ、私が持って行ったのは1/50,000地図で、細かい部分がわからない。1/25,000にすればよかったのが反省点でした。

by kyougen-kigyo | 2017-06-11 14:04 |


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by 柴

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