カテゴリ:日本刀( 16 )

日本刀の話題2件

1月も半分終わってますが、明けましておめでとうございます。

昨日、靖国神社の現代刀鑑賞会に参加してきました。全日本刀匠会関東支部さん主催の毎年恒例鑑賞会です。去年から入札鑑定も行われるようになりまして、楽しんでおります。入札鑑定、難しい…どうしても深読みしすぎてしまう…素直に見なきゃ。って去年も同じことを書いているのですが。相州伝の方が多いので迷うのです←関東支部ですから。今年の鑑定刀は川崎晶平刀匠、高橋恒厳刀匠、下島房宙刀匠でした。鑑定刀以外には、吉原國家刀匠、小沢茂範刀匠、森光廣刀匠、山下浩刀匠の作品が並んでいました。山下刀匠の小烏丸を小さくした短刀(「ミニ烏」と仰っていました)がかわいかったです。

もう一つ日本刀の件で、こちらは宣伝です。日本刀ワークショップで講師をやることになりました。文化財レスキューなどの文化財保護活動に携わっているNPO法人文化財保存支援機構の例会で、会場は上野の黒田記念館です。私は日本刀を専門に勉強してきたわけではないのですが、愛好家ということで声をかけていただきました。格式張らずに楽しくできればと思っております。NPOの会員以外でも参加できます。
お申し込み・お問い合わせはNPO法人文化財保存支援機構へお願いします。

http://www.jcpnpo.org/news/?p=1#1482914634-201305
(申込必要事項:ご氏名、ご住所、連絡先 ※入館者証を送付しますので、ご住所も頂いています)

このブログに自分の活動を載せるかどうかというのは悩んでいたところなのですが、Facebookにもつないでいることですし、フリーで仕事する!と言ってしまった以上は自分で広報活動もしなければ。と思った次第です。よろしくお願いいたします。



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by kyougen-kigyo | 2017-01-16 20:40 | 日本刀

鑑賞会

東京も雪になりました。雨になってすぐ融けるかと思ったら結構残ってます。気温が低いためでしょうか。この融けかけた状態のまま凍るとかなりつるつるになるので要注意です。

昨日は毎年恒例(去年は風邪ひいて出られなかった)、靖国神社の現代刀鑑賞会に行ってきました。

入札鑑定方式でした。作者がわかる状態の鑑賞刀が7振りと、その作者のうち4名の作品が作者を隠した状態で5振り。うち、短刀2振り。難しい。2つしか当たりませんでしたが、外してはいけない刀は外さなかったので、まぁ一安心か…。直感で行けば3つ当たったなー余計なことを考えすぎました。素直に見ることの大切さ、ですね。しかし短刀は難しい…
入札鑑定のある鑑賞会には参加したことが無かったのですが、こういう形式だとぱっと見の刃文だけではなく地鉄までじっくり見ることになるので良い企画だと思います。来年も期待しております!(気が早い?)
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by kyougen-kigyo | 2016-01-18 10:41 | 日本刀

長野3泊4日旅行①

3泊4日で長野旅行してきました。同行者1名。
メインは坂城町鉄の展示館の第6回「日本刀の匠たち」展。初日、まずここへ行きました。今年は根津刀匠が主席受賞。お会いしたことはありませんが、独立したばかりの若手とのこと。おめでとうございます。根津刀匠、明珍宗裕刀匠、月山貞伸刀匠が作刀部門の上位3位。個人的には月山刀匠の作品が綾杉肌が綺麗で良かったと思います。この展覧会はコンクールなので、キャプションが解説というよりも作り手に対する評価と課題提示になっていて興味深い。
展示館前の売店でコーヒー飲んで(坂城町のマスコット「ねずこん」のグッズが年々増えている)、行くと必ず買うねずみ大根のドレッシング買って、時間があったので歴史館も見学して、次は上田市立美術館へ。

こちらも日本刀の展覧会ではありますが、がらりと雰囲気が変わってゲームとコラボした「戦国無双の刀剣展」。若手から文化財クラスの刀匠まで関わってゲームキャラクターの武器を制作してしまったという。銃刀法の規制でゲームそっくりには作れないようですが、どれも真面目にしっかり作られています。借用史料も結構あって、頑張っている展示だと思います。写真撮影可だったのでちょっと撮ってきました。私はゲームファンじゃなくて刀鍛冶さんのファンなんですけどね…はたから見たらゲームファンに見えただろうな。
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この日の残りは雨の中、上田市内を見物。上田城の櫓の中に展示されていた陶磁器類。17世紀後半というキャプションが付いていたんですが、もっと時代が下がる気がする…
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(つづく)
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by kyougen-kigyo | 2015-06-30 20:39 | 日本刀

今日は刀文協の鑑賞会でした

日本刀文化振興協会の公開鑑賞会、行ってきました。毎回勉強になるので忘れないうちに書いておきます。

出品刀:
三上貞直(刀)、長義(脇差)、明珍宗裕(刀)、泰龍斎宗寛(刀)、
山浦真雄(刀)、兼虎(脇差)、正直(刀)

コンセプトは備前伝とその影響、ということのようです。この中で一番備前を主張しているのは明珍さんでしょうか。三上さんの刀は身幅が広くて豪壮です。長船長義は大磨上げ無銘、ナカゴの下の方に素剣と草の倶利伽羅の彫刻が一部残っているので、元々は相当長かったと思われるものでした。

解説者の一人の宮入刀匠が坂城ですし、次の大河ドラマが真田で長野が盛り上がっているということもあって山浦一門が出てきたようです。あまり触る機会がないので何度も持たせていただきました。真雄の刀は長巻直しだから重ねが厚くて長さもあって重かった。砂流しがはっきり出ていてわかりやすい。松代藩の記録「刀剣切味並折口試之次第」の資料も頂きました。干し藁に始まって古具足だの鹿角だの鉄敷だの…詳細は「松代藩荒試し」などで検索すればいくらでも出てくるので割愛しますが、すさまじいです。大慶直胤の刀は全然だめだったといいますが…厳しいな、松代藩。真雄の長巻直しに並んで息子の兼虎の脇差、こちらは菖蒲造り。今週末に坂城と上田に行く予定なので、山浦一門を拝見できたのはちょうどよかった。
刀装具は平安城の丁子と蓑と唐草文様を象嵌した鍔が個人的には好きでした。

ゲームの影響と思われる若者が数人、来ていました。私は常々言っているのですが、入り口は何でもいい。本物の良さに気付いてくれれば。今日来て、真面目に刀を見ていた若者たちは、きっと模造刀じゃ物足りなくなりますよ。
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by kyougen-kigyo | 2015-06-21 21:14 | 日本刀

刀のゲームが流行っているそうで…

風邪ひいてました。インフルエンザではなかったものの長引く咳風邪で靖国神社の現代刀鑑賞会、行けなかった…残念。

私の刀好きを知っている職場の同僚が教えてくれましたが刀剣擬人化ゲームなるものが流行っているそうで。私はアナログ人間なのでオンラインゲームというのは怖くて手が出せませんが。日本刀に興味を持つ人が増えるのは良いのですが、上っ面だけで終わる人が多いんだろうな…という感じもします。どうせなら本物の日本刀にも興味を持ってもらいたいものです。刀そのものについてだけではなくて刀職さんたちや文化財の置かれた状況、役所の管理不足や盗難で行方不明になっている国宝級の日本刀も多いということとかもね。(文化庁発表「国指定文化財(美術工芸品)の所在確認調査の結果の概要について」
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by kyougen-kigyo | 2015-02-01 21:45 | 日本刀

今年最後の鑑賞会

日本刀文化振興協会の公開鑑賞会に行ってきました。
出品刀は、来國行・冷泉貞盛・則重・長光・長守。刀装具は、南北朝から室町時代を中心とした古四分一の目貫など。
日本刀に本格的にはまるきっかけになったのが来國行だったので、國行の太刀に触れることができたのが嬉しかった。もともと刃物好き(というと危ない人のように思われますが、実際には刃物を自分で扱っている人ほど怪我した時の痛さもどうしたら切れるかもわかっているから危なくないんです!子供の頃、彫刻が趣味で彫刻刀や切り出し小刀でさんざん自分で怪我してましたから…)なので興味はあったのですが、大学生の時に軍記物調べたりしていて更に知りたくなったところに同期の刀好きに「興味あるなら行ってみれば?」と日刀保の刀剣博物館を教えてもらい。行ってみたら国宝・来國行の太刀に一目惚れ。という流れで今に至っているのです。なので来國行は特別。
長守は初めて見ました。刃文は備前っぽいのに地鉄が備前っぽくない…と思って見ていましたが、相伝備前という解説を聞いて納得。今日の収穫は相伝備前のイメージがなんとなくわかったことかな。典型的備前である長光と並んでいたので、より分かりやすく拝見することができました。あと、則重というと松皮肌の派手な地鉄イメージだったのですが、案外おとなしい。貞盛は品の良い直刃の太刀でした。
刀装具では前向きと後ろ向きで1対になった蝙蝠の目貫、後ろ姿がとても可愛い蝙蝠。獅子も見事なものでした。面白かったのが河豚の目貫。南北朝時代にも河豚の図ってあったのですね。
甲冑の方面は詳しくないのですが、関東型筋兜というのをちょっと持たせていただきました。あんなのを長時間被っていたら首痛めそう。東国と西国で造りが違うという興味深いお話もありました。
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by kyougen-kigyo | 2014-12-07 18:01 | 日本刀

今年の新作日本刀展覧会

毎年恒例になった「日本刀の匠たち 新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」、いつもは大倉集古館なのですが、今年は大倉が改修工事で閉館しているため、坂城町鉄の展示館が会場になるそうです。日本刀文化振興協会からお知らせが来ました。
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会期は6月21日(土)~8月31日(日)。ちなみに坂城町鉄の展示館は上田からしなの鉄道に乗り換えて坂城町下車、徒歩5分くらいでしょうか。日本刀の展示を見に何度か行ったことがあります。前に行った時はちょうど薔薇の季節で、バラ公園が綺麗でした(下の写真、2011年撮影)。山城跡がある葛尾山にも登ってみたことがあります。山があるから登ってみようか、という軽い気分で行きましたが(こういう場合に備えて遠出する時はだいたい軽トレッキングシューズ装備)、ちょっと山城を侮ってました、意外と急坂だった。カモシカに至近距離遭遇、という思い出も。山道で角を曲がったら大きい獣が目の前に…熊じゃなくて良かった。向こうも驚いたようでしたが人に慣れているのか、それほど遠くまで逃げずにその辺の藪の中でガサガサしていました。あのカモシカ、今もいるんだろうか。
鉄の展示館の前にある売店のホットドッグとコーヒー、結構おいしかったな。久しぶりに、行ってこよう。
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by kyougen-kigyo | 2014-06-08 19:35 | 日本刀

公開鑑賞会

前記事に続けようと思ったのですがカテゴリーが違うので別でUPします。日本刀文化振興協会の公開鑑賞会に行ってきました。この鑑賞会は実際に作っている方々が解説に回ってくださっているので面白いのです。

今回は、鐔や目貫だけでなく能面を写した金具とか(煙草入れの前金具か何かでしょうか)、大根と蕪を彫った小箱とかも出ていました。あの箱、良かったな。能面は三井記念美術館にある「孫次郎」を写したものでした。
刀剣は宮入昭平・宮入行平・大隅俊平・三上貞直・久保善博・明珍宗裕・吉原國家というラインナップ、大ぶりの太刀が多め。土置きをしないで焼き入れたという久保刀匠の短刀がありました、面白いものです。「ずぶ焼き」と言いましたか、確か身延の吉田刀匠がこの手法で作刀されていると刀屋さんで聞いたことがあります。
途中で入る解説は刀装具は金工師の泉公士朗氏、刀剣は宮入行平刀匠、拵えは鞘師の高山一之氏。高山氏からは「良いものを自分で一つ持つとそれが基準になって他のものの良し悪しも分かるようになる、変なものを持ってしまうと基準が悪いものになってしまう」という主旨のお話がありました。知人の陶磁器専門家がまったく同じことを言っていまして、どの世界も同じだな、と思います。高山さんの雁の鞘は何度か拝見していますが、目貫の雁がかわいい…目貫なんかに嵌りだしたらそれこそキリがないんですが…
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by kyougen-kigyo | 2014-05-25 18:37 | 日本刀

靖国神社の現代刀鑑賞会2014

去年も参加しましたが、日曜日に、靖国神社の遊就館で開催された現代刀鑑賞会に行ってきました。
1月5日に展示で拝見した刀を手に取って鑑賞することができる会です。直にみると地鉄の違い、刃文、重さ、ガラス越しでは見えないものが色々見えてきて面白い。それぞれの作品を作った刀匠さんが自分の刀について語る時間もあり、どのような思いで作ったのか、どのような背景を持った刀なのか、などがわかって良い鑑賞会でした。初めて刀に触れるという方も多く参加されていたようです。来年も是非、開催してください!
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by kyougen-kigyo | 2014-01-21 07:23 | 日本刀

靖国神社の奉納新春刀剣展

恒例、靖国神社の新春刀剣展、行ってきました。(もちろんお参りもしましたよ。)
毎年のことながら、皆さん質が高い。川崎刀匠のは外装と一緒に展示されていました。天正拵え、すっきりしていて格好いいな。天正拵えなんて今までもよく目にしていたはずなんですが、改めて思いました。柄巻は皮だな、やっぱり。鹿皮を使うと聞いたことがあります。
そして、この展示会は現代の刀剣の他にも「箙」とか「鐙」とか「鏃」とかの古いものも出品されるので、参考になります。目貫もいろいろあって楽しいし。エイの形の目貫がありましたが何か意味があるんですかね? そういえば柄の鮫皮はサメではなくエイですが。鮫皮の上に原料になったエイの目貫…ってどうなんだ。

奉納新春刀剣展は1月18日まで、靖国神社遊就館の1階です。
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by kyougen-kigyo | 2014-01-05 14:22 | 日本刀


鎌倉、登山、日本刀、その他諸々


by 柴

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