常滑旅行②

(承前)

ちょっとギャラリーにも立ち寄りながら、INAXライブミュージアムを目指してAコースからBコースの散歩道へ南下。商店街になりますが、ここは「陶彫のある商店街」と名付けられていて、道端のいたるところに常滑焼のオブジェが飾られています。
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小さい広場にからくり時計があって、あと7分くらいで動くところでしたがあまりの暑さに待つことができず。職人さんの人形がロクロをひくらしいのですが、失敗バージョンもあるとか…
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INAXミュージアムの手前に、可愛いモザイクタイルが貼られた家が建っていて、門前に陶器の人物像がありました。たぶんINAXの創業家の伊奈さんでしょうか。
INAXライブミュージアムは「土・どろんこ館」「世界のタイル博物館」など6つの展示・工房施設がある企業博物館。レストランもあって、昼食をいただきました。おいしいイタリアンでした。ここで地元の友人と合流して、保存されている登り窯や展示を見学。
登り窯は昭和46年まで稼働していたものです。登り窯広場の窯が49年でしたから、だいたい昭和40年代後半までということなんでしょう。土管の作り方など解説も丁寧に、子供も多く来館する場所なので子供にもわかりやすくと工夫された展示でした。ここで特徴的なのが「染付古便器」の展示コーナー。さすがINAX。衛生陶器は今は白がメインですが、昔は綺麗な絵が染付で描かれていました。「こういうのお爺ちゃんの家にあった!」と言いたくなる人、多いと思います。

「土・どろんこ館」で目当ての展示をやっているのですが、ここでは「光るどろだんごづくり」というワークショップが行われていて、夏休みの子供に大人気、ロビーでやっていましたが満席状態でした。
「炎を操る 1050度、美の誕生」は、作成過程で火を使う工芸品を温度別に見てみようという、面白い切り口の展示です。代表格が陶磁器とガラスと備長炭と刀。重要な道具としてフイゴが取り上げられていました。フイゴを動かしてみるコーナーも。吹き出し口にアクリルの箱を置いて、その中に発泡スチロールの小さい玉をたくさん入れてある。フイゴを動かして風を送ると発泡スチロールが吹きあがるという仕掛け。刀鍛冶さんが片手で軽々動かしてるのは見たことありますけど、やってみると空気抵抗で結構力がいりますよ。ちなみにフイゴの中板には毛皮が貼ってありますが、これは狸の皮じゃないとうまくいかないそうです。

次に見たのが「世界のタイル博物館」。1階が装飾タイルの復元展示、2階にその本物が展示されています。古代メソポタミアの粘土装飾、イスラムのモスクや宮殿に飾られたタイル、ヨーロッパのアール・ヌーヴォーから日本の敷瓦まで、あらゆる装飾タイルが収蔵されています。別の建物ではモザイクタイルでオリジナル作品を作れる教室もあるようですが、もう1ヶ所行く場所があるので時間切れ。全部をしっかり見ようとすると1日がかりでしょう。

ここからは、合流した地元の友人の車で移動。急須や花器などを作っている陶芸家さんの所にお邪魔したら、玉露を入れてくださいました。抹茶は甘味処なんかでもよく出てきますが、ちゃんとした煎茶はなかなかありません。小さな小さなお碗に数滴、入っているだけなのにとても濃い香りと味、貴重な体験でした。

常滑駅前のホテルに宿泊しましたが、中部国際空港が近いこともあって、最近は中国人観光客が多くてなかなか予約できないのだそうです。ホテルの売店は地元のお土産は全然無くて爆買い用の化粧品ばかりでしたが、本当にこういうのばかり買いたいんだろうか?日本ってどこに行っても同じものしか売ってないとか思われてない?

(つづく)
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by kyougen-kigyo | 2016-08-08 11:23 | その他


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