ゴールデンウィークは福井旅①

5月5日。まずは敦賀へ。十何年か前、学生の時にちょっと気比神宮にお参りしたことはあります。あの頃は駅前もあまり活気がなかったと記憶しているのですが、今はこんなのがあります。
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鉄道で町おこしをしているようで、銀河鉄道999の登場人物などの像がストーリー順に駅前商店街に並んでいました。懐かしいですね、アルカディア号。

で、目的は銀河鉄道ではなくて気比神宮再訪と、金ヶ崎城跡です。



まずは気比神宮へ。
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前回は気が付かなかったのですが、南北朝時代、気比の大宮司が南朝方で旗揚げしたことに因む旗掲松というのがありました。2代目だそうです。
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そして、なんだか良い香りがすると思って見まわしたらユーカリの大木が。こんなところで珍しい。樹齢何年くらいなんでしょう?
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気比神宮から少し歩いて(例によって迷いましたが)、金ヶ崎方面へ。その途中に赤煉瓦倉庫を活用してレストランなどをやっている所があり、賑わっていました。その手前の辺りから撮った金ヶ崎城跡遠景がこれです。
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向かって左側の突端が城跡。写真が切れている右の方にも低いながら山が続いています。麓には尊良親王・恒良親王を筆頭に南朝の武将たちを祀った金崎宮がありますが、古くて読みづらいような木の解説板は南北朝時代の話、新しい解説板は戦国時代の話という感じでした。
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戦国時代のエピソードの方が人気があるわけで、観光に来ている人々もほぼ戦国時代目当てでしょう、若者が結構いました。私は南北朝時代の方が目当てで、ここは後醍醐天皇の皇子2人を奉じて南朝勢力が立て籠もった激戦地。詳しくは『太平記』巻十八~二十あたりを読んでみてください。
城跡への登り口。
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さっき遠景写真を撮った地点を城跡側から見るとこんな感じ。ちょうど真ん中辺りに見えているのが赤煉瓦倉庫です。
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登っていくと「尊良親王御陵墓見込地」という石碑があります。江戸時代に経筒などが出土したので明治時代にお墓をここに決めちゃったらしいのですが、史料的裏付けに乏しいということで「見込地」という変な言い回しになったようです。よくある話。
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さらに登ると古墳もありました。「明治42年6月に発見された円墳」だそうです。
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円墳のすぐ上が、「月見御殿」と呼ばれている金ヶ崎城の最高標高地点。
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果たして月見をしている余裕があったかどうか…そもそも「本丸」って言い方は南北朝時代にはどうなんだ?と、いろいろ突っ込みたくなる解説板でした。でも、確かに海の眺めは良い。右側はセメント工場ですが、天気が良かったせいもあって綺麗な青い海でした。
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下の金崎宮には人が大勢いましたが、ここまで来るとほとんどいません。もっとも「蜘蛛の巣こわいー!」とかキャーキャー言ってる若者は登ってこないでしょう、蜂とか飛び回ってるし芋虫がツーっと下りてくるし気が付くと毛虫が肩に乗ってるし、という感じだったので。あんなんでよく戦国時代なんてハードな時代にはまってると思います、まぁ、リアルな戦国時代にはまってるわけではないと思いますけど。
城跡の上の方を歩き回っていると、時々尾根が細くなっている場所がある、そういう場所はしっかり「木戸跡」なんですね。一の木戸から三の木戸まで。
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兵糧が尽きて落ちた城です、『太平記』には魚を釣って食べ、大事な馬を殺して食べ、最後には「二の木戸の脇に被射殺て伏たる死人の股の肉を切て、二十余人の兵共一口づゝ食て、是を力にして戦ける。」(巻十八、国会図書館デジタルコレクションで読めます http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1223285)という凄まじい状況が描写されています。

さて、城跡から下りてくると煉瓦造りのかわいい鉄道ランプ小屋。時代と状況のギャップにちょっと頭が追い付くのに時間がかかりましたが…
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「旧敦賀港駅ランプ小屋」。明治15年11月竣工、旧長浜駅舎と並び国内における最古の鉄道建築物のひとつという解説がありました。自由に中に入って見ることができます。中には明治時代の地図や写真、ランプ小屋の復元がありました。
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なお、
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とのことなので撮影・掲載しております。

意外と(というと失礼ですが)楽しめた敦賀でした。
(つづく)
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by kyougen-kigyo | 2016-05-14 11:04 | その他


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