始皇帝と大兵馬俑展行ってきました。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
平成28年最初の展覧会は東京国立博物館の「始皇帝と大兵馬俑展」。中だるみなのか、わりとすいていました。展示は兵馬俑だけでなく戦国時代の1国に過ぎなかった秦から始まっていて、前半部分も面白いです。私は歴史好きなくせに日本の戦国時代にはまったことがない(日本史は鎌倉時代が好き)、戦国時代と聞くと紀元前を思い浮かべてしまうという人間なので、青銅器とか玉とか結構好きなのです。玉器の展示の脇に玉の原石を触れるコーナーがあったり、帯鉤(ベルトのバックルのようなもの)の展示のそばにマネキンを使って帯鉤をどうやって使ったかを説明してあったりと、モノを並べるだけではない工夫も見られました。
兵馬俑の方は、当時の戦車は乗るのが難しかったらしいので、銅車馬の複製が来ていたので構造を見てきました。確かに、人が2人並んで立てるだけのスペースしかなく、バランスをとって乗っているだけでも難しいかも。座るスペースはないから立ちっぱなしだし。銅車馬は始皇帝の巡行用ですが、戦車となれば荒っぽい動きをするのでしょうし、それで馬を2頭または4頭御さなければいけない御者は大変。御者の俑も展示されていて、官位は高かったと思われるというようなことが書いてありましたが、そういう理由からでしょうか。
最後に複製の兵馬俑撮影コーナーがありました。
ちなみに今回は『呂氏春秋』片手に東博に行ってました。秦の相国だった人が編者で、当時流布していた諸説を集めたものだそうで、いろんなことが書いてある書物ですが、個人的には「天下非一人之天下也、天下之天下也」が一番すごいかな、と思っています。この言葉は兵書『六韜』に何度も出てくるので、そちらの方が有名でしょうか。『六韜』の成立時期が不明なのでどちらが先かはわかりませんが、戦国時代~秦の時代にはこんな言葉があったということです。
なお、東洋館には秦よりずっと前、商とか周の時代の青銅器も展示されていますが、展示室には人っ子一人いませんでした。東洋館はいつもそうですが。
本館、最近非常に賑わっているらしい刀剣展示室の様子も覗いてきましたが、平日ということなのか、人気があるという三日月が出ていないからなのか、すいていました。志津兼氏、いいなぁ。
金工展示室は展示ケース全部、動物の形の水滴が並んでいてかわいかったです。こちらも一見の価値あり。
平成28年最初の展覧会は東京国立博物館の「始皇帝と大兵馬俑展」。中だるみなのか、わりとすいていました。展示は兵馬俑だけでなく戦国時代の1国に過ぎなかった秦から始まっていて、前半部分も面白いです。私は歴史好きなくせに日本の戦国時代にはまったことがない(日本史は鎌倉時代が好き)、戦国時代と聞くと紀元前を思い浮かべてしまうという人間なので、青銅器とか玉とか結構好きなのです。玉器の展示の脇に玉の原石を触れるコーナーがあったり、帯鉤(ベルトのバックルのようなもの)の展示のそばにマネキンを使って帯鉤をどうやって使ったかを説明してあったりと、モノを並べるだけではない工夫も見られました。
兵馬俑の方は、当時の戦車は乗るのが難しかったらしいので、銅車馬の複製が来ていたので構造を見てきました。確かに、人が2人並んで立てるだけのスペースしかなく、バランスをとって乗っているだけでも難しいかも。座るスペースはないから立ちっぱなしだし。銅車馬は始皇帝の巡行用ですが、戦車となれば荒っぽい動きをするのでしょうし、それで馬を2頭または4頭御さなければいけない御者は大変。御者の俑も展示されていて、官位は高かったと思われるというようなことが書いてありましたが、そういう理由からでしょうか。
最後に複製の兵馬俑撮影コーナーがありました。
ちなみに今回は『呂氏春秋』片手に東博に行ってました。秦の相国だった人が編者で、当時流布していた諸説を集めたものだそうで、いろんなことが書いてある書物ですが、個人的には「天下非一人之天下也、天下之天下也」が一番すごいかな、と思っています。この言葉は兵書『六韜』に何度も出てくるので、そちらの方が有名でしょうか。『六韜』の成立時期が不明なのでどちらが先かはわかりませんが、戦国時代~秦の時代にはこんな言葉があったということです。
なお、東洋館には秦よりずっと前、商とか周の時代の青銅器も展示されていますが、展示室には人っ子一人いませんでした。東洋館はいつもそうですが。
本館、最近非常に賑わっているらしい刀剣展示室の様子も覗いてきましたが、平日ということなのか、人気があるという三日月が出ていないからなのか、すいていました。志津兼氏、いいなぁ。
金工展示室は展示ケース全部、動物の形の水滴が並んでいてかわいかったです。こちらも一見の価値あり。
by kyougen-kigyo
| 2016-01-08 21:18
| 展覧会
鎌倉、登山、日本刀、その他諸々
by 柴
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