展覧会3つ

今日は展覧会巡り。

朝いちで根津美術館の「清麿」展へ。日本刀は好きなんですが、古刀からいきなり現代刀にはまってしまったので、実は新刀・新々刀は苦手分野。清麿についても「四ツ谷正宗」と呼ばれていたこと、40代で自殺してしまったことくらいしか知らなかったのですが、一番人気といわれるだけのことはありますね。気迫というか。相州伝のイメージでしたが丁子もかなりあるのですねぇ。姿も大切先、華やかで現代人好みなのかもしれません。
最近は、刀の展示もライティングがしっかりしていて(照明器具に良いものが出ているせいでもある)、地鉄や刃文がちゃんと見えます。昔はギラギラと反射するばかりのひどい展示もありましたが…今回の展示ではケースから50センチくらい離れると刃文がきれいに見えてくる、離れると全体の姿も目に入るので、刃文と姿をバランスよく見られるようにという意図をもったライティングだったのかもしれません。もっとも見え方は背の高さにもよるのですが。
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次に行ったのが太田記念美術館。天気も良かったので根津美術館から歩きました。原宿まで来たら人出のすごいこと…土曜日だということを忘れていました。長い行列が何かと思えばポップコーン…ポップコーン買うために行列する心理が私には理解不能…まぁ、向こうから見たら刀だ浮世絵だ仏像だと歩き回る人の方が理解不能なのかもしれませんが。
太田記念は、明日までの「追憶の広重─浮世絵歴史散歩」展。江戸百景図などを、現在の写真や地図と併せて展示。江戸城のお濠は形がよく残っているのですね。江戸見坂などは見る影もありませんが。以前、大倉集古館へ行ったついでにあの辺を歩き回った時に「江戸見坂」という標示を見つけて、ここから江戸が見渡せたのかな?と思ったことがあったのですが、広重がちゃんと描いていました。それと三代広重の初出展資料は、口蓋癌の手術をした時の様子を知人に伝えた手紙など。深刻な内容のはずなのに診察されてる自分の絵を添えたり、狂歌にしたり。面白そうな人だ、と思う。祝いビラなども保存状態がとても良い。

太田記念の後は、東京藝術大学美術館の「観音の里の祈りとくらし展─びわ湖・長浜のホトケたち─」。滋賀県は奈良や京都に負けず古い神社仏閣が多くて興味のあるところなので、見てきました。ほとんどが平安仏。「地元の住民に守られてきた仏である」というのが展示の主眼のようで、今も信仰として生きているのがよくわかります。戦国時代も乗り越えて、寺が廃寺になっても無住になっても、住民の力で守られてきた仏像たち。観音像というのは厳しい表情のものもありますが、今回の展示で拝見した仏像たちはいずれもとても穏やかな御顔だったのが印象的でした。普段、仏像も鎌倉~室町期の、しかも険しい顔した明王系が好みなもので(ちなみに一番好きなのは吉野如意輪寺の蔵王権現です。蔵王権現をホトケと呼んで良いのかどうかは難しい所ですが)。長浜市共催なので図録には地図やモデルコースも掲載されていました。琵琶湖、南側は行ったことがありますが北側はまだ行ったことのない土地。行ってみたくなりました。
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by kyougen-kigyo | 2014-03-22 18:52 | 展覧会


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