甘縄神明社

先日、平日に休みがあったので鎌倉に行ってきました。前回の話に書いた甘縄神明社。
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好きな場所の一つです。鎌倉文学館と長谷寺の中間地点くらいにあって特に有名な観光スポットというわけでもないので静かな神社。鎌倉で最も古い神社とのこと。由緒によれば和銅3年創建とありますが、そこまで遡らないとしても鎌倉時代より前からあったと思われます。高台にあるので景色が良かったのですが、最近は周りの樹が育ってきて見晴らしが悪くなっています。
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ここにも鎌倉青年団が立てた大正時代の石碑。「安達盛長邸跡」
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例によって「ここに盛長邸があった」と断言してますが根拠はありません。吾妻鏡の文章からは場所は明確ではありませんし(当時の「甘縄」は結構広い範囲だったらしい)、発掘で見つかったという話も聞きません。

地図上で見ると目立たない神社ですが境内を歩いてみると案外広くて、社殿の向かって右手の階段を上がると秋葉神社、その上には奥宮でしょうか、石祠があり、さらに上にも山道が続いています。鎌倉特有の滑りやすい道ですから雨の日に登るのはお勧めできません。(下の写真は石祠に続く道)
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一方、社殿から階段を降りるとこんな井戸がありました。
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時宗公産湯の井だそうで。二条公爵って誰?と思って検索したら二条基弘公爵のことらしいですね。
神社の背後の山は「神輿ヶ嶽(見越ヶ嶽)」と言って和歌に詠まれることがあるそうで、境内には歌碑もあります。これは万葉集。
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3365番歌ですが「見越の崎」なのがちょっと引っかかります。「嶽」と「崎」は地形が違うと思うんですが…でも昔は海岸線が今より内側だったから「崎」でもおかしくなかったのかもしれません。
他にも石碑がいくつかあって、とある石碑の裏には隠れるようにして江戸時代のものと思われる墓石と庚申塔が並んでいました。卵塔婆もあったので僧侶のお墓でしょう、神社の境内に僧侶のお墓、ここも近世までは神仏混淆だったことが窺えます。

甘縄神社の後は恒例の海に出て陶磁片拾い。
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龍泉窯青磁4個と伊万里3個、見つけました。菊文様の伊万里は江戸時代の筒型猪口と考えられます。
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by kyougen-kigyo | 2013-12-23 11:23 | 鎌倉歩き


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