先週の話の続き。
五島美術館の光悦展、図録を読みました。あんまりここで内容を書いてしまうわけにもいかないので、世間に出回っている「光悦=天才芸術家」イメージや「古田織部への傾倒」イメージに一石を投じるものである、とだけ言っておきましょうか。今後の研究の展開が面白そうです。しかし系図というのは、ややこしい…
私はまた光悦から脱線して『隔蓂記』の史料を見てしまったりしていますが。日記の著者の鳳林承章、膳所焼は贈答に使ったり注文で購入したりと、かなりお好みだったようです。当時の流行でもあったのでしょう。『隔蓂記』の蓂(メイ)はPCだと出ますが携帯だと文字化けしているようですね。「草かんむりに冥」です。ちなみに蓂というのは『十八史略』に出てくる「十五日以前日生一葉。以後日落一葉。月小尽則一葉厭而不落。名曰蓂莢。観之以知旬朔。」から来ているようです。
伊万里大皿の使用法についても国会図書館や都立図書館のデジタル化資料を眺めていたのですが、全部を見たわけではないし浮世絵が現実を描写しているとは限らないので「懐石用の膳の上に大皿」皆無とは言えませんが、やはり大型の盆や卓に載せるのが一般的だと思います。国会図書館、転載は許可が必要ですが資料画像へリンクをはるのは自由らしいので、例えばこちらのような↓(国立国会図書館デジタル化資料のページが開きます)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2590557/35
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1302780/2
来週から鎌倉時代に頭の中を戻せるか…?
私はまた光悦から脱線して『隔蓂記』の史料を見てしまったりしていますが。日記の著者の鳳林承章、膳所焼は贈答に使ったり注文で購入したりと、かなりお好みだったようです。当時の流行でもあったのでしょう。『隔蓂記』の蓂(メイ)はPCだと出ますが携帯だと文字化けしているようですね。「草かんむりに冥」です。ちなみに蓂というのは『十八史略』に出てくる「十五日以前日生一葉。以後日落一葉。月小尽則一葉厭而不落。名曰蓂莢。観之以知旬朔。」から来ているようです。
伊万里大皿の使用法についても国会図書館や都立図書館のデジタル化資料を眺めていたのですが、全部を見たわけではないし浮世絵が現実を描写しているとは限らないので「懐石用の膳の上に大皿」皆無とは言えませんが、やはり大型の盆や卓に載せるのが一般的だと思います。国会図書館、転載は許可が必要ですが資料画像へリンクをはるのは自由らしいので、例えばこちらのような↓(国立国会図書館デジタル化資料のページが開きます)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2590557/35
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1302780/2
来週から鎌倉時代に頭の中を戻せるか…?
by kyougen-kigyo
| 2013-12-01 12:38
| 展覧会
鎌倉、登山、日本刀、その他諸々
by 柴
カテゴリ
全体鎌倉歩き
考察編
山
日本刀
展覧会
リンク集
その他
未分類
以前の記事
2023年 03月2023年 01月
2022年 08月
2022年 04月
2021年 10月
more...
最新の記事
ちょっと鎌倉へ |
at 2023-03-18 12:27 |
国会図書館デジタルコレクショ.. |
at 2023-01-19 14:47 |
建久2年の山門騒動つづき |
at 2022-08-05 10:54 |
建久2年の山門騒動 |
at 2022-08-02 16:43 |
建久二年の大火と鶴岡八幡宮 |
at 2022-04-30 10:17 |